小規模コミュニティによる継続交流のすすめ
こんにちわ。組織開発がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。
私は2019年7月からジンジニアコミュニティという小規模コミュニティを共同で運営しています。
今年の7月で丸4年になるコミュニティですが、私にとって大きな恩恵がありました。おそらく他の参加者にとってもです。
そこで、4年間の活動の経験を元にした運営方法の例と恩恵についてまとめます。
小規模コミュニティの運用例
紹介ベースのクローズドなコミュニティ
小規模コミュニティにおいて、コミュニティ内を信頼できる人で保つことができれば、踏み込んだ話をし易いという側面があります。
そのため、基本既存メンバーの紹介ベースで一定以上の信頼ができる方のみをコミュニティに招待する形にしています。
また、コミュニティの運営ルールとしても
- ROM(Read only member)ではなく、相互の情報交換を基本とする
- 長期間発言がない方はスペースからleaveしていただく
という前提をおいていて、実際にleaveした方々もいます。
あまり気軽なコミニティでは無いかもしれませんが、逆に本気度の高い人のみが所属することになります。
なお、各自の業務状況があるので、どうしても多忙な時期にleaveしてまた交流したいときに戻ってくるのはOKです。
今のところスペースには20名いますが、このくらいを上限にしたいと思っています。
テキストコミュニケーション
ジンジニアコミュニティではSlackワークスペースがあります。
それぞれが関心を持っている人事領域の事柄について常に情報交換をしています。
よくあるのは
- 誰かが直近抱える課題感からでた質問にみんなが答える
- 直近SNS等で話題になっているテーマについてみんなで話す
などです。
オンライン雑談会
1〜2ヶ月に1回程度を目安にオンライン雑談会を実施しています。
元々はオフライン雑談会を実施していたのですが、コミュニティ設立後ほどなくしてコロナ禍になったためオンラインがメインになりました。ただ、遠隔地のメンバーもいるので、結果的に主役はオンラインでよかったという気もします。
ここでは、各自の近況報告や、直近それぞれが気になっていることを話す事が多いです。
テキストチャットよりもさらに踏み込んだぶっちゃけ話や、各トピックの細かな掘り下げに至ることが多く
- 気軽さのテキストチャット
- 掘り下げのオンライン雑談会
といった住み分けになっています。
なお、雑談会は4年間で27回実施しています。
オフライン雑談会
コロナ前はオフラインで雑談会を実施していました。
直近状況も変わってきたのでそれぞれの都合次第では、オフラインで雑談をする機会も増えそうです。
話す話題自体はオンライン雑談会とさほど変わらなそうです。対面交流自体の意義が大きそうな気もします。
ストック情報の管理
Slackの無料スペースを利用しているため、チャット内容を確認できる期間に制限があります。
記録しておきたい情報はコミュニティ用のScrapboxにストックしています。(そこまで頻繁にストックしているわけではない)
共同発信
note のマガジン
共同で note のマガジンを執筆しています。
各自の業務の多忙度合いによって波はありますが、2023/08/07時点で76本の記事が公開されています。
connpass のイベント
先週末の2023/08/04にコミュニティではじめてのオフラインイベントを開催しました。
- 夏のジンジニアMeetup!「開発出身の強みと人事関与による恩恵」登壇レポート #ジンジニアMeetup - Tbpgr Blog
- 企画裏側に迫る!夏のジンジニアMeetup!の舞台裏をご紹介|takakazu1009
小規模コミュニティによる恩恵
以上の用にジンジニアコミュニティでは様々な活動をしています。
活動による恩恵としては
- 情報交換
- 特に自社が経験していない他社の事例を知ることができるのが大きい
- 各自の困りごとの相談、質問
- 共同での取り組み
- 純粋に近い領域で関わっている方々とわちゃわちゃやりとりするのが楽しい
などがあります。情報交換自体は中〜大規模コミュニティでもできますが、小規模コミュニティの場合、より踏み込んだ内容を話しやすいことが何よりの利点でしょう。
まとめ
4年間のコミュニティ活動の経験を元にした運営方法の例と恩恵とについてまとめました。
いわゆる技術軸の勉強会とかではなく、一歩掘り下げたそれぞれの事例や各自の考え方を交換できるような場が欲しい人は信頼できる友人・知人を誘って小規模コミュニティを立ち上げてみてはいかがでしょうか。